参加者の声 平成22年度

 

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平成22年11月7日       

  医療法人社団アール・アンド・オー

 静清リハビリテーション病院 横澤和弥先生

 

 

 平成22年度全国セミナー(静岡)に参加して

 

 今回、初めて全国規模のPNFセミナーに参加させて頂きました。私は、静岡PNF勉強会を受講するまでは学生時のPNFについての知識しかなく、「PNFはパターンだ」という印象を強く持っており、それと同時に「手技や考え方が難しい」という感覚も持っていました。しかし、今回の勝浪省三先生の全国セミナーを受けさせていただき(もちろん静岡PNF勉強会もですが)、その哲学と実践方法を学びPNFの目的とするコンセプトを知ることが出来ました。パターンは手段の1つでしかなく、基本的な考え方と目的に合わせて必要な手段を用いるということも学ばせて頂きました。

 基礎哲学についての説明は初心者の私でもわかりやすく、解剖学・運動学をもとに、なぜその動きが必要なのかを、また実技では様々な手段を交えて教えて頂きました。日々の臨床において悩んでいることに直結させることのできる考え方・治療方法の講義もあり、とても勉強になるとともに新しい発見が多く、大変楽しく講義を受けることが出来ました。ありがとうございました。


 

 

  JA静岡厚生連リハビリテーション

 中伊豆温泉病院 宮島友也先生

 

 

 国際PNF協会認定ベーシックコースに参加して

 

 今年度の6月と7月に合計10日間で開催された、『国際PNF協会認定ベーシックコース』に参加させて頂きました。東京会場でしたので受講者は関東圏が多いのかと思いましたが、全国からやる気のある仲間が集まっており、とても良い刺激になりました。初日のみんなの自己紹介を聞いて気付いたのですが、みんな勉強会などでPNFの練習経験があり、全く初めてという方はいませんでした。私自身、静岡PNF勉強会に参加させてもらっているおかげで、内容面で焦りを感じることなく、充実した10日間を過ごせたと思います。今回のコースで一番難関だったのは、実際の患者様に最後の4日間連続して評価・治療を行なわせて頂いたことです。受講生2人1組で、コースで習ったPNFパターンのみを用いて治療を行っていくというものでした。上手くできないところは先生に教えて頂き、基本の大切さを再認識しました。実際の臨床場面でどう活用していくのか指標を示して頂いたことも良かったです。ベーシックコースに参加できて、よりPNFが好きになり、日ごろからコツコツと練習していきたいと思いました。


 

平成22年9月5日       

 

  社団福祉法人 十字の園

 特別養護老人ホーム 浜松十字の園 石井秀明先生

 

 

 静岡PNF勉強会1周年記念講演に参加して

 

 今回、講師に市川繁之先生をお招きした静岡PNF勉強会に、2日間、参加させて頂きました。2日間の勉強会を通して、パターンはPNFの中の1つであることや、中枢神経疾患にも適応できることをご指導頂きました。そのことによって、PNFはコンセプトであることが、より実感できました。また、PNFの臨床応用についても、市川先生の実技を拝見することができ、大変感銘を受けました。これを機に、PNFについてもっと勉強していきたいと思いました。

 

平成22年9月5日       

 JA静岡厚生連

 静岡厚生病院 熊谷祐樹先生

 

 

 静岡PNF勉強会1周年記念講演に参加して

 

 今回、『PNFの基礎と臨床応用』というテーマで市川先生の講演を受講させて頂き大変勉強になったと同時に、現在の自分の臨床を改めて見直さなければと思いました。PNF Foundationの話しの中で、ベッドサイドにてほとんど自発的な反応が無い患者様に対しても、その患者様が生きている限り私達は関わることが出来るというところが特に印象に残りました。アプローチにて拘縮予防のみを淡々と行うのではなく、触覚・聴覚・視覚といった刺激を用いることで、介入の幅が広がるということを学びました。また、PNF=パターンと捉えるのではなく、PNF=コンセプトとして捉えることで、どのような患者様にも適応となり、幅広い臨床応用が可能になると思いました。今回学んだことを生かし、あきらめない気持ちを持って今後の臨床に取り組んでいこうと思いました。

 
 

平成22年9月5日       

 

 湖山病院 縄田琴美先生

 

 

 静岡PNF勉強会1周年記念講演に参加して

 

 今回、静岡PNF勉強会(1周年記念講演)に参加させていただきました。理学療法士として働くようになり、早くも7年目を迎えてしまいました。が、私自身3年前に出産、1年間の育児休暇をとっていましたので、職場復帰した時には周りに沢山の後輩が増えており、いつの間にか教わるよりも指導する立場、臨床を離れていた1年数ヶ月のブランクをとても大きな不安に感じていました。改めて理学療法士として何か学びなおしたいと思っていた時に、静岡PNF勉強会、今回の講演会を知り、参加させていただくこととなりました。実際参加してみて、これまで自分が学んできたPNF(いわゆるパターン)とは少し違い、より実際の生活や動作に近いアプローチ方法があることを知ることができ、あの患者さんに…と思い浮かべながら講義・実技に取り組むことができました。臨床では小児を多く担当させていただいているので、小児患者への応用やほかのアプローチ方法についても学んでいきたいと思いました。娘ももうすぐ3歳になり、夫に育児を任せて外へ出ることもできるようになった今、家族の協力を得て理学療法士としての自己研鑽として、これからも静岡PNF勉強会へ参加させていただきたいと思います。何日もの宿泊を伴った講習会への参加は困難ですので、身近な場所で勉強会が開催されていることはとてもうれしいです。貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。

 

平成23年3月6日       

 医療法人社団 和恵会

 湖東病院 加藤 走先生

 

 

 静岡PNF主催第2回招待講演に参加して

 

 

 今回の講習では、講師が立元先生(理事)で非常に丁寧で解りやすい説明でした。途中、勉強会で勉強されていないネックパターンが出てきましたが大変、勉強になりました。今後の勉強会で学んでいければ思います。講義では、PNFについてといった内容が初めに説明があり、普段から静岡県PNF勉強会へ参加されてきている先生方にとっては学んできた内容であったため、それよりも他の部分を教えて頂ければと感じます。普段の勉強会に参加されていない先生方もいたので仕方がないと思います。PNFなどの講義は、どうしてもPT中心の内容になっているので、出来ればOT(上肢・体幹)の分野でも用いることができる内容を少しでも取り入れて頂けると助かります。

 

平成23年3月6日       

 特定医療法人 沖縄徳洲会

 静岡徳洲会病院 杉山貴哉先生

 

 

 静岡PNF主催第2回招待講演に参加して

 

 

 静岡のPNF勉強会に参加して2年が経ちましたが、PNFについては整形外科疾患や脳血管疾患の回復段階で利用できる手技だと思い、急性期疾患の患者様に対してはPNFを利用するという考えがありませんでした。しかし、今回の立元先生の講義を聞き、考え方が180度変わりました。

 急性期疾患に関わらず、今までの臨床を振り返ると患者様のできない面ばかり診ていたことに改めて気づきました。生命の危機にある意識のない急性期の患者様に対してもポジティブな面を探し、PNFを利用して予後予測に基づいた色々なアプローチが可能だということを学びました。特に、今回勉強になったことは呼吸に対してのPNFです。当院でも外科のOPE後などにおいて呼吸機能改善を目的としたリハビリ処方がありますので、早速明日からの臨床に生かしていこうと思います。

 また立元先生の講義で驚いた点は、立位における評価にて体幹・下肢機能だけでなく、効き目から噛み合わせの問題や頭部・体幹の影響へとつなげたことです。5年間臨床で立位姿勢を評価してきましたが、自分自身の視点狭さに気づかされました。固執した考えにとらわれず、常に視点を広げあらゆる角度から評価していく姿勢を大切にしていきます。

 今回の立元先生の講義の中では、PNFパターンについての話はほとんど出なく、改めてPNF=パターンではないということが良く分かりました。PNFは考え方や応用の仕方によって幅広く利用できるものだと実感でき、奥が深い分野であり、更に興味を持つことが出来ました。今後も静岡PNF勉強会を通して多くのことを学んでいきたいです。ありがとうございました。